インパチェンス

夏真っ盛りの時期に、赤・ピンク・オレンジ・白など色とりどりの花を咲かせます!

難易度
形態
★☆☆☆☆ 一年草
原産国
花期
熱帯アフリカ 5月~11月上旬
草丈
耐寒性
15~40cm 弱い
管理
日当たり
  [夏]半日陰 [冬]半日陰 日当たりと風通しのよい場所
水やり
耐暑性
土の表面が乾いたらたっぷり 強い
植替え
 
必要なし  

 

特徴

インパチェンスはアフリカホウセンカとも言われており、暑い国が原産なので高温多湿を好みます。
夏真っ盛りの時期に開花し、赤・ピンク・オレンジ・白など色とりどりの花を咲かせます。
夏の日光を浴びれば反射して眩しくなるような派手な色で夏を盛り上げてくれます。

インパチェンスは初夏から秋まで咲きます。
北向きの玄関や日陰の花壇やビルの間のスペースなどの 日当たりの悪い場所でもよく育ってくれますよ!
花びらの種類も様々なのが特徴の一つで、一重咲きや八重咲きもあれば、薔薇の様な咲き方をする種類まで多種多様なので
、いろんなパターンを楽しめます。

インパチェンスは日当たりが良い方が花付きが良くなりますが、真夏の強すぎる日差しは、葉焼けを起す場合があります。
明るめの日陰なら栽培可能なので、鉢植えの場合は置き場所を時間によって帰るなど調整をして、長時間直射日光を浴びせないように注意しましょう。

インパチェンスは耐寒性はないので、11月に入ると生育が衰え、やがて枯死してししまいます。
冬越しさせて残したい場合は、鉢植えの場合だとよく日の当たる暖かい室内に取り込むなどして温度を調節してあげてください。

水やりは、鉢植え株の場合、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るほどたっぷりと水をあげるようにしましょう。
庭植えの場合は、葉と花にやや張りがなくなってきたころが水やりのタイミングですが、
夏は日中には行わずに、午前中か夕方に水やりをしましょう。  

 

インパチェンスの花言葉

流れるままに・目移りしないで・短気・鮮やかな人・強い個性  

 

肥料

【庭植え】【鉢植え】ともに、
5月〜7月中旬と9月下旬〜10月の期間は
月に1度を目安に緩効性化成肥料を株の周囲にまいて株の勢いを保ちましょう

【鉢植え】
開花が終わるまで、10日に1回を目安に液肥を与えるとよいでしょう。
夏の高温期に肥料成分が残ると株が弱ってしまうこともあるので
夏はあえて、肥料を切らして管理するのがポイントです。
ただし、たっぷりと水やりをする必要もあるので その際に一緒に流れていってしまうことがあります。
様子を見て必要であれば置き肥をしましょう。  

 

病害虫

【灰色かび病】
葉っぱの表面に木の年輪の様な模様ができます
病気が進むと灰色のカビに覆われるようになります
〜予防〜
風通しがよく明るい日陰で 、日当たりと水はけに気を付けてあげましょう

【うどんこ病】
5月~8月頃、葉っぱの表面に粉をまぶしたように白い点々がつきます
〜予防〜
風通しがよく明るい日陰で 、日当たりと水はけに気を付けてあげましょう

【ハダニ】
乾燥する時期によく発生します
〜予防〜
普段から葉水をし、乾燥しないように心がけておけばハダニもつきにくくなります

 

用土

【鉢植え】
草花の栽培用にブレンドされた、市販の園芸用培養土を使うと便利です。

【庭植え】
インパチェンスは丈夫な性質で基本的には土壌を選びませんが
植え付け前に腐葉土や堆肥などの有機質資材を植え場所に投入し
よく耕してフカフカの土をつくっておくとよいでしょう。  

 

ふやし方

インパチェンスの増やし方は2つあります。

・種まき
・挿し芽

【種まき】
・4月下旬〜6月
・種まき用のトレイに、赤玉土とピートモスを同量ずつブレンドした土を入れましょう
・インパチェンスの種をまく
・種が隠れる程度に薄く土をかける
・霧吹きで水やりする
・種まきから10日前後で発芽します 発芽後は明るい半日陰で管理しましょう。

一度液肥を少量混ぜて水やりをし、生育を促しましょう。
本葉が4〜6枚ついたら、鉢上げのタイミングです

・直径6cmのビニールポットを準備
・赤玉土とピートモスを同量ずつブレンドした土を入れましょう。
・種まき用のトレイから苗の根鉢を崩さないように取り出す
・ポットに植え付け

表土には緩効性肥料を置き肥し、最後にたっぷり水をあげましょう!
その後は、1週間に1回程度の感覚で液肥を施して育苗しましょう。

【挿し芽】
・6月か9月下旬
・勢いのある茎葉を切り取る
・清潔な挿し木用の培養土を育苗用トレイなどに入れる
・採取した茎葉(挿し穂)を挿しておく

水切れしないように管理すると、しばらくして発根します
発根したら、黒ポットなどに植え替えて育苗しましょう
大きくなったら、植えたい場所に定植しましょう
挿し芽のメリットは、採取した株のクローンになることです!