ペンタス

桃色、白、紫紅、紅色と様々な色で花壇を彩る華やかなお花です!

難易度
形態
★★☆☆☆ 低木
原産国
花期
熱帯東アフリカからイエメン 5月~10月
草丈
耐寒性
0.3~1.5m 弱い
管理
日当たり
[夏]半日陰 [冬]日向 日当たりと風通しの良いところ
水やり
耐暑性
鉢土が乾いてから与えます 強い
植替え
 
5月  

 

特徴

ペンタスは、熱帯アフリカ、アラビア半島原産の非耐寒性多年草で、春から秋まで長期間、暑さに負けずによく開花するので、花壇などにもよく利用される草花です。
ペンタスは、サンタンカに似ていることから
別名「クササンタンカ」とも呼ばれます。
 
星型の花は直径1センチに満たないような小輪ですが、傘状に30~40輪咲くのでよく目立ちとても華やかで、花色は桃色、白、紫紅、紅色など様々です。
葉は先端のとがった楕円形で濃い緑色、葉脈がくっきりと目立ちます。
葉に斑が入った園芸品種もあります。
矮性種と高性種があるので鉢花として楽しむほか、夏花壇や寄せ植えの素材にもなります。
 
ペンタスは、蒸れに弱いので日当たりが良く風通しのよい場所が適します。
風通しが悪かったり、夏の暑さが厳しい場所では立ち枯れなどを起こす可能性があるので半日陰へ移したほうが失敗が少なくなり、管理しやすいでしょう。
逆に、熱帯性の植物なので気温の高い時期は元気に育ちますが、寒さは苦手です。
暖かい地方であれば戸外やベランダでも冬越しができますが、基本的に冬は室内のできるだけ日当たりのよい場所で育てます。
越冬温度の目安は5~6℃です。
 
ペンタスを選ぶ際は、枝分かれが多く花つきがよいもの、病害虫がついていないもの、株がぐらつかず全体的にがっしりとしたものを選びましょう。
また、花だけでなく、葉っぱもきれいな緑色をしているペンタスを選びましょう。
 
 

ペンタスの花言葉

願い事・誠実・博愛心・希望は実現する  

 

肥料

春から秋の成長期に、肥料の三要素、チッ素、リン酸、カリが等量か、リン酸分がやや多めの肥料を規定量置き肥しましょう。
よく開花しているときは液体肥料も様子を見ながら併用して施すとよいでしょう。

【鉢植え】
春から秋は2カ月に1回程度 緩効性化成肥料を株元に施します。

【花壇植え】
月に1回程度にします。
盛夏に肥料を多く施すと逆に株を傷めるので注意が必要です。

ペンタスは、長期間開花し続ける花なので、肥料が切れると花が咲かなくなります。
開花期間が長いので、肥料切れに十分注意します。

※真夏の時期はあげすぎると病気の原因にもなるので注意が必要。  

 

病害虫

灰色かび病】
花にシミのような模様ができ、花が腐ってきて灰色のかびに覆われ褐色になります。
〜予防〜
多湿で、温度が低い時期に発生します。
広がると株全体が痛んでしまうため、葉の傷んだ部分をカットし、風通しと日当たりのよい場所で管理しましょう。

【立枯病】
病気が進むと葉が黄色くなり、最終的には茎が腐ってしまいます。
〜予防〜
真夏の気温が高い時期には株が弱っているため、
肥料を与えすぎると立ち枯れになりやすくなります。

【カイガラムシ】
枝が込みすぎると発生することがあります
〜予防〜
見つけ次第、歯ブラシなどでこすってとるようにしましょう。  

 

用土

水はけのよい用土が適します。
赤玉土(中~小粒)5:腐葉土3:バーミキュライト2
もしあれば市販の「根ぐされ防止剤」を混ぜてあげると良いです。

【鉢植え】
赤玉土、腐葉土、パーライトを配合して(上記参照)
水はけよい用土を作るか、 草花用の培養土を使用しましょう。

【地植え】
堆肥を多めに施し、水はけのよい土に改良しておきましょう。  

 

ふやし方

ペンタスの増やし方はさし木があります。

【さし木】
・5月から9月
・枝を5~7㎝ほどに切る
・バーミキュライトや鹿沼土などの清潔な用土にさす