アロエ

火傷したらアロエ塗っとけっておばあちゃんに言われたよね

難易度
形態
★☆☆☆☆ 多年草
原産国
花期
南アフリカ 12月~2月、不定期 (種類による)
草丈
耐寒性
2cm~2m(花茎を含まず) 強い
管理
日当たり
[夏]半日陰 [冬]日向 日当たりの良いところ
水やり
耐暑性
表面が乾いたらたっぷり(冬は不要) やや弱い
植替え
 
子株が株元からたくさん出てきたタイミング植え替え  

 

特徴

アロエは南アフリカを中心に地中海沿岸やカナリア諸島など広く分布している多肉植物です。
葉は多肉質で縁にとげがあるのが特徴的です。
500以上の種類があり、小型種から大型種までサイズは豊富で暑さや寒さにも比較的強く丈夫です。初心者の方でも、気軽に栽培を楽しめますよ。
アロエといえば、昔から洋の東西を問わず世界各地で民間療法の万能薬のように重宝されてきた植物です。軽い火傷の際や、日焼けのアフターケアとして「アロエジェル」を使われる方も多いのではないでしょうか。

アロエは細長い葉がロゼット状につき、肉厚な葉の中にあるゼリー状の組織に水分を蓄えて育ちます。
アロエは強い日差しを好みますので、室内で飾るときは、直射日光がよく当たる窓辺に飾ってあげましょう。見た目も個性的で可愛いのでお部屋のアクセントにもなってくれます。
アロエは、凍らない場所であればベランダに1年中飾っていても元気に育ってくれます。0〜3℃の気温にも耐えられるほど寒さに強いので、冬も難なく越せます。

 

アロエの花言葉

苦痛・悲観
(トゲがあるからこのような花言葉になったそうです)

 

肥料

5月~10月にかけて2カ月に1回程度、固形の油粕を置き肥として鉢に施す。
もしくは、緩効性化成肥料か液体肥料を少量施しましょう。

冬や寒い時期は、株が傷む原因になるので必要ありません。

 

病害虫

【紫斑病】
紫斑病にかかると葉に紫や黒色の小さな斑点がたくさん発生し、進行すると斑点が大きくなり葉の表面にひびが入ったり割れたりしてしまいます。病気になった葉は元に戻らないため切り取って捨ててください。
〜予防〜
湿気が多い環境で発症するので、土の水はけを改良して風通しの良い場所に置くようにしましょう。

【アブラムシ】
春先に新芽を狙って発生します。非常に繁殖力が強いのが特徴です。
〜予防〜
専用の殺虫剤などを使って駆除しましょう。
水で軽く湿らせた綿棒で、1匹ずつ取り除くという方法もあります。

【カイガラムシ】
成虫になると、貝殻のような水をはじく殻に覆われ、殺虫剤などが効きにくくなります。
〜予防〜
見つけたら歯ブラシを使って、葉や茎からそぎ落としましょう。

 

用土

水はけのよい用土が良いです。

・鹿沼土小粒2、赤玉土小粒2、ピートモス2、川砂2、くん炭2などの配合土

もしくは、市販の多肉植物用の土を購入して使用しましょう。

 

ふやし方

アロエの増やし方は2つあります。
・さし木
・株分け

【さし木】
・まず茎を1~2cmつけた葉を切り取りましょう。
・風通しのよい日陰に葉を5~6日置いて茎の切り口を乾かしましょう。
・茎の下の方についた葉を取り除いた後、鉢土の中心に穴を開け、アロエの茎を挿し込みましょう。

発根するまでの1~1.5か月の間は水やりを控えて風通しのよい半日陰で管理します。
根が生えてきたら4~5号サイズの鉢へ植え替えましょう。

※さし木は3月から9月が適期です。

【株分け】
アロエの株分けは、鉢土を乾燥させた状態でおこないます。
・アロエを鉢から抜き取り、生え際についた子株を根と一緒にナイフで切り離しましょう。
・新しい鉢に清潔な土を入れ、切り分けた子株を植え付けます。
・水やりは、植え付けてから4~5日後にしてください。

※株分けは5月~9月ごろが適期です。