カンパニュラ

ラテン語で「釣鐘」日本だと「風鈴草」や「ツリガネソウ」と呼ばれてます

難易度
形態
★☆☆☆☆ 一年草,二年草
原産国
花期
ヨーロッパ 5月~7月頃
草丈
耐寒性
30~100cm 普通
管理
日当たり
[夏]日向 [冬]日向 日当たりと水はけのよいところ
水やり
耐暑性
土の表面が乾いたらたっぷり 普通
植替え
 
9月~10月  

 

特徴

カンパニュラは温帯地から冷帯地まで広く分布している花です。
標高0~1500mの日当たりのよい岩場によく見られます。
カンパニュラとはラテン語で「釣鐘」を意味し、形が釣鐘に似ている所からそう名付けられましたそうです。
カンパニュラは、私たち日本人にとっても古くから身近な花です。「風鈴草」や「ツリガネソウ」として長く愛されていました。
最近は栽培におけるいくつかの弱点も改良されたようで、比較的扱いやすい品種が次々と生まれています。
庭植え、鉢植え、切り花、ブーケ、プリザーブドフラワーまで、色々な用途で用いられています。

カンパニュラは、タンポポのように地面に張りつくように広がって、その中心からまっすぐに花茎が伸びます。
草丈は30㎝から100㎝までグングン伸び流ので、栽培の際は添え木が必要です。
花色は白、ピンク、紫と多彩で、咲き終わると果実が実ります。最後はタネを残して株は完全に枯れてしまいます。
日陰では育ちませんので、基本的に、湿気が少なく風通しがよい日当たりのいい場所に置いてあげてください。
庭植えの場合は、土を20~30cm盛り上げたところに植えるようにしましょう。

 

カンパニュラの花言葉

感謝・誠実な愛・共感・思いを告げる

 

肥料

花が咲くころに栄養が必要となりますので、3月~9月頃に追肥を行いましょう。
頻度は週1回程度、液体肥料を与えるようにしましょう。
もし忘れてしまうようなら、挿しっぱなしでも栄養を与えられる液体肥料がオススメです。

 

病害虫

【菌核病】
水が浸みたような褐色の病斑が広がって腐敗、やがて白い綿のようなカビに覆われます。
〜予防〜
病原菌は高温多湿を好むので、水はけ、風通しをよくしましょう。

【斑点病】
葉に褐色の小さな斑点の病斑ができます。
〜予防〜
発病した茎葉や落葉などはこまめに取り除きましょう。
また密植をさけ風通しを良くし、排水性の良い土で栽培しましょう。

【灰色かび病】
花や枯れ葉にカビが生えてしまう病気、長雨や多湿にするとなってしまう。
〜予防〜
花がら摘みや間引きなどはこまめに行いましょう。
発症初期であれば感染部を切り取るか、殺菌剤で治しましょう。

【ハダニ】
5〜9月ごろは特にハダニがつきやすいので、注意が必要です。
〜予防〜
葉の裏側にも霧吹きなどで水をかけてあげて予防してください。

 

用土

カンパニュラは水はけがよく、栄養のある土を好みます。

【地植えの場合】
地植えの場合は腐葉土を混ぜて耕しておきましょう。
カンパニュラは酸性の土と相性が悪く生育があまり見込めませんので気をつけましょう。
酸性土は避けるようにしましょう。

【鉢植えの場合】
市販の園芸用、用土でも大丈夫です。

 

ふやし方

花が咲き終わり、花殻を摘まずにいるとだんだん茶色くなり種の入る袋が完成します。
しばらく経てば大きくなり、そして黒い小さな粒の種が出来ます。
これを収穫して、種まきで増やしましょう。

【種まき】
6月から7月にまきます。
種まきが遅れてしまうと、翌年に開花可能な株に育ちきらないまま冬を迎えてしまうので、適期を守るようにしましょう。
種は市販の種まき用の用土のような清潔な土にまきます。密にまきすぎないように注意しましてください。