カーネーション

母の日といえばのお花ですね!実は、ナデシコの仲間なんです。

難易度
形態
★★★★☆ 多年草
原産国
花期
南ヨーロッパ、西アジア 四季咲き性(主に4月~6月)
草丈
耐寒性
10~30cm 強い
管理
日当たり
[夏]日向 [冬]日向 日当たりがよく、乾燥した気候を好む
水やり
耐暑性

用土が乾いてきたらたっぷりと水を与える

強い
植替え
 
3月~5月 9月末~11月  

 

特徴

カーネーションは母の日に贈る花として親しまれていますね。
毎年花を咲かせる多年草で、ナデシコの仲間です。
フリルのように波打つ花びらが重なり合い、ゴージャスな感じと可憐さをあわせもち、すっきりとした端正な草姿と独特の香りが魅力で年間を通してフラワーアレンジやブーケなどに利用の多い花です。
現在広く親しまれているのは多くの近縁種を掛け合わせて作られた交配種なので、条件が合えば周年開花します。
花色も豊富で品種も多く、切り花とした場合も、キクやバラとはまた、ひと味違った印象を受けます。ポットカーネーションは、鉢物向きに育成された品種で、節間が詰まって葉が密に茂り、草丈10~30cm程度で花を咲かせます。
実生系の品種もありますが、栄養系の品種が主流で、赤とピンクの花色のものが多く出回り、開いた花だけでなく、丸くふくらんだ蕾も可愛いですよね。
厚みのある葉は、カールしたりウェーブがかかったりするものが多く見られます。
大きく種類を分けると2つ、花径4~5cmの大輪タイプと、小輪のミニカーネーションと呼ばれるタイプがあります。

 

カーネーションの花言葉

母への愛・純粋な愛・私の愛は生きています

 

肥料

生育期間中は緩効性化成肥料の置き肥なら月に1回、液体肥料の場合は月に3回くらいが目安です
特に開花期間を中心とした1ヶ月は花付きを良くするためにカリウムやリン酸の多く含んだ肥料をあげて、真夏は暑さで生育が弱るのであげないでください。。冬も同様に肥料はいりません。

 

病害虫

【灰色かび病】
咲き終わった花をそのままにしておくと灰色カビ病が発生することがあります。
〜予防〜
咲き終わった花を見つけたら取り除きましょう。

【ウイルス病】【立枯病】
ウイルス病や立枯病はほか元気なお花も枯らしてしまいます。
〜予防〜
うつらないよう隔離して焼却処分しましょう。

【アブラムシ】
春先にアブラムシが発生します

見つけ次第早めに駆除しましょう。

 

用土

水はけと通気性の良い土を使用してください。
少量の苦土石灰を混ぜておき、水はけをよくするため、これに1割ほど山砂か鹿沼土を配合するとよいでしょう。
例えば、赤玉土(小~中粒)5:ピートモス3:バーミキュライト2の割合で混ぜた土などが良いです。

 

ふやし方

カーネーションの増やし方は2つあります。
・さし芽
・タネまき

【さし芽】
4~6月、9~10月が適期です。
1か月ぐらいで発根するのでポットで育苗し、摘心して芽数をふやしましょう。
茎の節からでてくるわき芽を使うのが一般的です。5~6cm程度の長さに育ったわき芽を付け根からかき取って、下の方の葉を取り除いてから川砂とバーミキュライトを混ぜた土に挿します。
根が出るまで水分が蒸発しないように半日陰の場所で管理し、育ってきたら鉢に植え付けてください。

【タネまき】適期は9月下旬頃です。
発芽して育って本葉が4枚になった頃を目安に、一本ずつポットに植え替えて寒さが来るまでにできるだけ根を張らせてください。
冬も月2回程度肥料を与えて春になったら鉢に植え付けます。