クチナシ

中国では果実を「山梔子(シャンチーツー)」と呼んで薬に使ってました!

難易度
形態
★★★☆☆ 庭木・花木
原産国
花期
本州、四国、九州、沖縄 6月~7月
草丈
耐寒性
1~2m やや弱い
管理
日当たり
[夏]日向 [冬]日向 日当たりのよい場所
水やり
耐暑性
水切れさせないように 強い
植替え
 
3月~4月  

 

特徴

クチナシは梅雨の中頃~終わりに径6cm前後の純白の花を咲かせます。
甘い芳香を強く放ち、秋には橙赤色の果実をつけます。
この果実は黄色の染料として利用されます。
中国ではこの果実を「山梔子(シャンチーツー)」といい、古くから消炎や鎮静の薬として用いてきました。
熟しても裂開しません。つまり口が開かないことから「クチナシ」の和名がつけられたとされています。
ただし、庭木としてよく栽培されているクチナシは、大型の花で八重咲きのオオヤエクチナシが多いです。
こちらは花は豪華ですが実はつけません。

 

クチナシの花言葉

とても幸せです・喜びを運ぶ・洗練・優雅

 

肥料

開花後にお礼肥として油かすなどを少量あげてください。

 

病害虫

【褐色円星病】【さび病】裏黒点円星病】【すす病】
風通しの悪い場所で発生します。

〜予防〜
風通しを良くしてください。

【オオスカシバ】【カイガラムシ】【アブラムシ】【ロウムシ】【オンシツコナジラミ】
オオスカシバの幼虫はクチナシを食草とするためで、夏の間に1~2回発生します。

〜予防〜
卵を見つけて駆除してください。
若齢幼虫にはオルトラン錠剤が効きます。
終齢幼虫に近づくとオルトランでは効果が薄くなってしまうので、その場合はスミオチン乳剤が効果的です。

 

用土

黒土に、腐葉土などを混ぜてください。
腐植質の多い通気性と保湿性に優れた土が良いです!

 

ふやし方

クチナシの増やし方は2つあります。

【さし木】
適期6月から7月
3月から4月上旬、8月下旬から9月にも行えます。
葉の大きなものは葉の1/3~1/2程度を切り捨て、数時間水あげをしてからさします。

【株分け】
3月下旬から4月