しゃくなげ

高山植物で、採りに行くことがとても危ないことから、ちょっと怖い花言葉なんです。

難易度
形態
★★★☆☆ 低木,高木
原産国
花期
ヨーロッパ、アジア、北アメリカ 4月下旬~5月中旬
 草丈
耐寒性
50cm~5m 強い
管理
日当たり
  [夏]半日陰 [冬]日向 日当たりの良いところ
水やり
耐暑性
土の表面が乾いたらたっぷり やや弱い
植替え
 
3月〜5月上旬  

 

特徴

高嶺の花はシャクナゲを指しているといわれ、高山の奥地に咲いていて手の届かない存在を表しています。 また、その名前の由来は、シャクナゲの草丈が短いことから「尺なし」が変化し「尺なげ」になったともいわれているそうです。 シャクナゲの原種が19世紀中期、プラントハンターによって中国から西欧にもたらされ、その花の美しさと豪華さで当時の人々を驚嘆させ、数多くの交配が行われてきました。これまで世界各地で5000を超す園芸品種が作出され、西洋では春を彩る花木として庭に欠かせない存在となっています。 シャクナゲの原種は高山に自生するため、日本の夏の暑さには弱いと思われがちですが、現在、出回っているシャクナゲは、耐暑性の強い園芸品種や、日本で改良された園芸品種など、栽培が容易なものがほとんどです。

 

しゃくなげの花言葉

警戒・危険・威厳

肥料

【鉢植え】

4月中旬から6月の花後に、お礼肥として有機質肥料(固形の油かすなど)や緩効性化成肥料(チッ素N-リン酸P-カリK=10-10-10など)を施します。

【芝植え】

4月中旬から6月の花後に、お礼肥として有機質肥料(固形の油かすなど)や緩効性化成肥料(チッ素N-リン酸P-カリK=10-10-10など)を施します。 樹冠(枝葉が茂っている部分)とほぼ同じ範囲に根が張っているので、樹冠の外周部に浅く埋め込みます。

 

病害虫

【褐斑病、花腐菌核病、ペスタロチア病】

褐斑病は、葉焼けを起こした部分から菌が侵入して葉に病斑が生じます。

〜予防〜

夏は直射日光が当たらない場所で栽培します。  

【ベニモンアオリンガ、グンバイムシ、アブラムシ、ハマキムシ】

いずれも主に4月から6月と、9月から10月に発生します。虫害で一番の被害が大きいのは、ベニモンアオリンガによる、蕾や新芽の食害です。ハマキムシも蕾や新芽を食害します。グンバイムシやアブラムシは葉の汁液を吸汁します。

 

用土

水はけ、水もちがよい酸性土を使用します。

市販の山野草培養用土と赤玉土小粒の等量配合土がよいでしょう。

 

ふやし方

【つぎ木】

一般的につぎ木でふやします。適期は2月から4月です。前年の充実した枝を長さ7~8cmに切り、葉が4~5枚になるように下葉を落とし、残した葉も半分に切ります。

【さし木】

さし木は、発根しにくく、時間がかかるものが多いのですが、 新梢が固まり始め、空中湿度の高い6月、または新梢が完全に堅くなった9月が適期です。