ローズマリー

お庭にあると、料理につかえて便利です、ハーブ好きの方におすすめです

難易度
形態
★☆☆☆☆

低木

原産国
花期

地中海沿岸地方

11月~5月(種類により夏も咲くものがある)

収穫期:4月~11月(冬も控えめなら可)

草丈
耐寒性

30200cm(品種による)

普通
管理
日当たり
[夏]半日陰 [冬]半日陰

日当たりと水はけのよい土壌を好み

水やり
耐暑性

鉢植えは、土の表面が乾いてから23日後にたっぷり

強い
植替え
 

3月から5月か10月から11

 

 

特徴

ローズマリー料理に使用するだけでなく香料に使われる、馴染み深いお花ですね。
古代ギリシャ時代から記憶や思い出の象徴とされ、学生がこの枝葉でつくった花冠をかぶって学んだと伝えられます。また、悪魔から守る神秘的な力をもつとされ、葬儀の際に棺の上に小枝をのせたり、花嫁の冠に編み込んだりしました。

薬用としては、葉の浸出液が強壮剤や収れん剤などに処方され、重宝な薬草として栽培されてきました。種類がとても多いローズマリーですが、どの種類でも薬効はほぼ同様であると考えられます。秋から春までたくさんの小さな花が咲き続けます。立ち性の大きく育つものは高さ2mほどに伸びますが、種類を選ぶことでコンテナ栽培、ハンギング仕立て、グラウンドカバーなどにも利用できる、育てやすいハーブです。冬から秋にかけて葉の付け根に淡紫色の花を咲かせます。満開時は枝がたくさんの花で彩られます。

 

ローズマリーの花言葉

追憶・思い出・記憶・貞節・誠実・変わらぬ愛・私を思って・静かな力強さ

 

肥料

植えつけ時、土に腐葉土や堆肥と元肥をあげてください。やせた土地に自生するハーブなので、その後はほとんどいりません。また、乾燥を好むので、庭植えは植え付け直後や真夏以外は、水を与える必要はありません。
花つきをよくしたい場合は、秋にリン酸とカリ分が多めの化成肥料か草木灰をあげるようにしてください。

 

病害虫

【うどんこ病】
新芽にうどんこ病が発生することがあります。
うどんこ病は高温・多湿が原因で発生しやすいので、梅雨時期から梅雨明け時は注意が必要になります。
〜予防〜
風通しが悪いと植物にとっても生育環境が悪くなることからも、うどんこ病のカビが発生しやすくなるので、風通しの良い場所に置くようにしましょう。

【ハダニ】【カイガラムシ】
ローズマリーは基本的には虫が付きにくいハーブですが、風通しが悪く過湿気味だとハダニやカイガラムシが付いたりします。
〜予防〜
風通しの良い場所に置くようにしましょう。

 

用土

ローズマリーは、湿気に弱いので、排水性のよい土を好みます。水はけのよい土を選びましょう。
水はけが悪そうな場合は小粒赤玉土やバーミキュライトを混ぜてあげれば、水はけのよい土壌になります。
鉢植えのローズマリーは、市販のハーブ用培養土で問題なく育ちます。
市販の草花用培養土を用いる場合は、有機性土壌改良剤のもみ殻くん炭を5~10%ほど混ぜて水はけをよくしてあげてください。
そうすると通気性を上げるだけでなく、酸性土壌を嫌うローズマリーには用土の酸度調整にも役立ちます。

 

ふやし方

受粉してできた新しいタネには親株の花色や葉の形・色、枝ぶりなどがそのまま受け継がれるわけでないです。
ローズマリーを増やすときは、タネまきよりも、さし木やとり木が適しています。

【初心者さん向け】
〜とり木〜
「伏せ木法」
枝垂れた枝をU字形に曲げた針金などで地面に固定し、枝の途中を地中に埋める
柔軟性の高い枝で、十分に発根したあとに親株から切り離してください。
さし木より失敗が少ないので、初心者さんには一番おすすめです。

〜さし木〜
春や秋頃に、虫や病気がない健康な枝を10~15cmほど切り取っておきます。
そして下半分ほどの葉を取り除きます。
1時間ほど水あげをしてあげた後、水を含ませた市販のタネまき用土など清潔な土にさし、ぐらつかないようにまわりの土を軽く押さえ安定させてあげましょう。
土が乾燥しないように半日陰で管理すると、1か月ほどで発根してきます。
そしたら、徐々に日光に慣らしていきましょう。