デルフィニウム

初夏のガーデニングで大活躍!爽やかな青い花のデルフィニウム

難易度
形態
★★★☆☆ 多年草
原産国
花期
ヨーロッパのピレネー山脈 5月~6月
草丈
耐寒性
20〜150㎝ 強い
管理
日当たり
[夏]半日陰 [冬]半日陰 日当たりと風通しがよいところ
水やり
耐暑性
土がよく乾いたらたっぷり 弱い
植替え
 
特に必要なし  

 

特徴

デルフィニウムは爽やかな青い花と素敵な花言葉を持つ、キンポウゲ科の植物です。
直線的に花穂を伸ばして咲き、バラや他の草花とも相性が良いので、初夏のガーデニングで大活躍します。
青・ピンク・白など花色が豊富です。

本来は宿根草なのですが、高温多湿に弱いため日本の夏に耐えられずに枯れてしまうことが多いです。
なので、暖地では基本的に一年草扱いとされます。
ですが、デルフィニウムは日光が好きな植物なため、基本的にしっかり日に当ててください。
ただし、季節によって加減が異なりますので注意が必要です。
特に成長期にあたる冬に日光不足となると、日光を求めて茎を長く伸ばしてしまいます。これを徒長といいます。徒長してしまうと、一部の茎だけが異様に伸びてしまうので、植物全体としての見た目やバランスが悪くなってしまいます。

デルフィニウムは暑さに弱い植物なので、夏場は休眠してしまいます。
夏場は光合成をほとんど行わないので、夏場は日当たりよりも温度管理に気をつけてあげて
涼しい風通しのいい場所に移動しましょう。
デルフィニウムは温度変化に弱いので、できるだけ寒暖差のないところで管理してあげてください。
室内の場合は、エアコンの近くに置くと、温度変化が激しくなることが多く危険です。

 

デルフィニウムの花言葉

清明・高貴

 

肥料

用土にはあらかじめ緩効性化成肥料を元肥として混ぜておくと良いです。
3月になって葉が展開し始めたら、液体肥料や固形肥料などで追肥を施しましょう。

 

病害虫

【うどんこ病】
春に、葉や茎が白い粉をかぶったようになる病気
〜予防〜
風通しがよく、水はけの良いところで管理しましょう。

【立枯病】
地際部が腐敗して、やがて全体が枯れる病気
〜予防〜
古土を使用しないようにしましょう。

【ヨトウムシ・ナメクジ】
葉や花を食害されることがあります。
〜予防〜
見つけ次第、駆除しましょう。

 

用土

水はけの良い土が良いです。
市販の草花用培養土6、腐葉土3、牛ふん堆肥1
の配合が良いです。

 

ふやし方

デルフィニウムの増やし方は2つあります。
・種まき
・株分け

【種まき】
・花後、自然に結実したさやが茶色くなったらとって乾燥させます。
・秋まで乾燥剤を入れて冷蔵庫で保管しておきましょう。
・植え付けるとき、ゆっくり効く緩効性の化学肥料を土に混ぜておきましょう。
月に1~2回薄めた液体肥料を与えてください。

【株分け】
・株を掘りあげ、根についた土を取り除く
・1株に3~5芽ほどがつくよう根を切り分ける
・植え付け時と同様の手順で鉢や庭に植える