マツバボタン

夏の炎天下でも力強く咲き誇る姿が勇ましい!マツバボタン

難易度
形態
★★☆☆☆ 一年草
原産国
花期
ブラジル、アルゼンチン 6月~9月
草丈
耐寒性
5~15cm 弱い
管理
日当たり
[夏]半日陰 [冬]半日陰 日当たりが良く乾燥した場所
水やり
耐暑性
完全に乾いたら、たっぷりと 強い
植替え
 
特に必要なし  

 

特徴

真夏の強い日ざしの中でも元気に咲くマツバボタン。
見ているだけでこちらも元気になります。
茎が這うように広がり、枝分かれしながら咲き続け、花壇やコンテナはもちろんのこと
道端や敷石の間などの比較的乾きやすいところでもよく育ちます。

江戸時代から花壇用草花として親しまれいたマツバボタンは
ツメキリソウ(爪切草)やヒデリソウ(日照草)の別名もあります。
ツメキリソウという名前の由来は、
”茎を爪で切って土に挿すだけで簡単に増やせる”
という所から来ているそうです。
また、夏の炎天下でも力強く咲き誇る姿からは、”ヒデリソウ”という名前がとても似合います。

マツバボタンは、日当たりと水はけがよく乾燥している場所であれば、ほとんど手入れの必要もないのも人気のひとつです。

その逆で、マツバボタンは湿気を嫌います。
湿った状態が続くと根のはりが悪く根ぐされをしてしまいます。
なので地植えの場合は日照りが続く日以外は、水やりをしなくても大丈夫です。
鉢植えでは用土がしっかりと乾いてから水やりをしましょう。

 

マツバボタンの花言葉

忍耐・温和・無邪気

 

肥料

【庭植え】
マツバボタンは、庭植えでは肥料はほとんど必要ありません。

【鉢植え】
鉢植えの場合は、開花期間が長いので5月〜9月の生育中に月3回くらい液体肥料を与えましょう。
月1回の置き肥でも大丈夫です。

 

病害虫

湿気さえ気をつければ、特に病気も害虫も心配ありません。

ですが、水のあげすぎには注意が必要です。
根腐れを起こしたり、灰色かび病などになったりすることがありますので注意してください。

 

用土

用土は赤玉土5、川砂1、腐葉土4の配合土が良いです。
市販の草花用培養土でも大丈夫です。
その際は、鹿沼土などを混ぜておくと良いでしょう。
陽光を好むので、十分日光に当て、水やりを控えめに育てましょう。

 

ふやし方

マツバボタンのふやし方は2つあります。
・種まき
・さし芽

【種まき】
・適期は4月中旬〜6月ごろ
・発芽適温は20~25℃くらい
マツバボタンの種はとても繊細なので、ポットなどにまいて育てるか、花壇やコンテナに直まきにしましょう。
覆土はしないでください。
発芽後は日によく当てて育て、様子を見て間引きをしましょう。

【さし芽】
・適期は6月〜8月ごろ
比較的に気温の高い時期であれば、花瓶やコッブの水にさしておいても発根します。
花壇への直ざしでも大丈夫です。